平家物語の舞台ー屋島の戦い

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最初は疑心暗鬼で見ていた京アニ出身の山田尚子監督のアニメ「平家物語」。あんな膨大な話を13話でまとめられるのか?とか、想像の人物の「琵琶」とかいらんのでは?、キャラクターの絵がかわいくないとか3話くらいまでこれまではぶつぶついいなが見ていました。でも途中からどんどん引き込まれ、とくに敦盛以降の話には心に染み入る展開(もちろん話がどうなるのかはわかっているのですが・・・)。最後の徳子と後白河法皇の会話もとても心に響きました。改めて山田尚子の才能は素晴らしいと認識させられました。(白拍子たちが戯れるシーンなどは「響け!ユーフォニアム」を思い出させるものもありました。)

実はいままで戦国時代以外の日本史には興味が薄かったのですが、このアニメとNHKの「鎌倉殿の十三人」も見始めたこともあって源平合戦にも興味がわいてきました。ということで、以前の寂光院に続いて屋島の戦いの舞台を見てきました。

「平家物語」公式HPより 義経(たぶん屋島の戦いのシーン)このアニメの義経は「鎌倉殿の十三人」のサイコパス的な描かれ方ではなく、正統的な「平家物語」の義経でした。
最初に目に飛び込んでくるのは、特異な形の屋島。まるで70年代の戦争映画にでてくる要塞を思い出させる山です。
屋島の山のふもとにある讃岐東照宮 屋島神社

さすがに800年の時代の差は大きくなかなか昔の面影を見るのは難しいことがよくわかりました。屋島は昔島でしたが、江戸時代に開拓して田んぼを増やしたので今は陸続きとなっています。

GOOGLE MAPに昔の海を推定で重ねてみました(あまり正確性はありません。おおよその目安としてみてください)

源氏と平家は屋島の東側の狭い海を挟んで対峙していたようです。今では家が立ち並んで全くその時の様子はわかりませんが、意外と両岸が近いので那須の与一が扇を射抜いた後継などもまわりからよく見えていたんでしょうね。

いずれにしても独特の地形でいくさのポイントになったところという雰囲気はありました。帰ったらもう一度「平家物語」を見てみよう。。。

家が立ち並んでいるところが那須の与一が弓をひいたところ
まさに諸行無常の響きありという感じです

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