そのタイトルの異様さから見ることをずっと避けていた幼女戦記。ちょっと試しにとみてみました。そうしたら冒頭から画面にくぎづけ。第一次大戦の雰囲気の塹壕戦の中に現れる空を飛ぶ兵士たち。そして激戦の中で祈りを唱えながら敵を撃破する少女。緊迫感のある音楽とかなりリアルな戦闘描写とそれに似つかわしくない悪魔のような少女。
普通シリーズものは冒頭は物語の背景の説明からはじまってちょっとたるいものですが、この作品は開始1分で人の心をひきこみます。そして肝心の主人公はヒーローなのか?悪者なのか?いったいどういう人物なんだろうという興味がわきおこります。
彼女の正体は現代の日本のサラリーマンが死んで転生した姿。まあ、最近はやりの転生ものですが、彼女が祈りを唱える理由がここに関係していてさらに物語の展開を興味深いものにしています。よくある転生ものはただ単に異世界を視聴者に溶け込みやすくしようと言う程度の意味しかありませんが、この物語では転生そのものに意味をつけています。
しばらくは幼女戦記の話をしていきたいと思います。