STORY
人類に奉仕する仕事をしていたAIのアンドロイドたちが突然人間を殺し始める。一人のエンジニアが事態を修正するためのAIのプログラムを100年前に送る。送った先は史上初のAIアンドロイド。そのアンドロイドの仕事は歌を歌うことだった。Vivyと名前をつけられたアンドロイドは100年間の間でAIが進化する重要なイベントに干渉し歴史を修正しようとする。
◆Vivy -Fluorite Eye’s Song- 全13話(2021)
REVIEW
よくあるデストピア回避のための歴史修正ものだが、歌姫AIアンドロイドというところが少し面白い。AIは一つしか使命を持つことができないが、この主人公は人間に歌を届けることが使命のAI。そのAIが未来から来たAIとともに歴史の転換点で戦うのだが、宇宙ステーションでのシュールなAIの話などの話はちょっとイギリスのドクターフーを思いだす。
主人公の歌はもう少しレベルが高ければもっと感慨が深いアニメになったのではないかとちょっと残念。曲がやや平凡だった。
多少残念なところはあるが、十分に楽しむことができる作品。
総合 | 総合評価 | 70 | 定番歴史修正ものだが、歌姫という新しい視点が面白い | |
A | テーマ性の高さ | 8 | デストピア回避のための歴史修正という王道SF | |
B | シナリオ・演出の良さ | 7 | 起承転結はしっかりとできている | |
C | キャラクターの魅力 | 8 | 金森さやかのキャラクターは独特の魅力 | |
D | 絵の美しさ/作り込み | 7 | 絵には特筆するものはない。肝心の歌についてはやや魅力に欠ける。(曲も歌声も) | |
E | 感動度 | 7 | それなりの感動はある | |
F | 癒し度 | 7 | 未来からくるAIとの掛け合いは楽しい |