STORY
部員が一人しかいないとある高校の弱小箏曲部に不良で警察沙汰を頻繁に起こす少年と琴の家元の娘がはいってくるところからはじまる。少年のなくなった祖父は実は琴の職人で琴に思い入れがあった。娘は実は母親と折り合いが悪く勘当されていたという背景のなかで友達を作りながら全国大会を目指す。
◆この音とまれ! 全24話(2019)
REVIEW
ヒロインの設定(家元の娘で勘当状態)はガルパンとほぼ同じだし、喧嘩ばかりしている不良が実は優しいとかいつの時代の少女漫画か?というストーリーですが、このアニメの場合、それはどうでもよくて琴の魅力をどう伝えているか?というところが見どころです。
この漫画の原作者はもともと琴を弾いていて、さらにお姉さんが琴の奏者ということで箏への愛情がひしひしと伝わります。この作品の中の曲の多くははお姉さんの作曲ということで物語にマッチした曲が琴の魅力を引き出しています。(CDを買ってしまいました)
ただ残念なのは演奏するときの描写などは手だけ動いて肩や頭は動かないなど絵には不満が残るのが残念です(京アニではないので仕方ないのですが。。)
総合 | 総合評価 | 72 | 絵やどこかで見たストーリー展開は残念だが音楽ドラマとして十分たのしめる | |
A | テーマ性の高さ | 8 | 真摯に箏に取り組んでいる姿は作者の琴への愛が伝わる | |
B | シナリオ・演出の良さ | 6 | 意地悪な子が1日で改心するとかもうちょっと人間的な葛藤のドラマが欲しかった | |
C | キャラクターの魅力 | 7 | それなりに個性があり楽しめるがみんなどこかで見たという印象は拭えない | |
D | 絵の美しさ/作り込み | 7 | 人があまり動いていない昔風の作画が残念 | |
E | 感動度 | 7 | 演奏シーンは十分感動できる | |
F | 癒し度 | 6 |