サマータイムレンダ ジャンプ的タイムループSF

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かなり評判が高かったので、サマータイムレンダを見てみました。こういうものを見るときはできるだけ事前情報をシャットダウンしてみるので、ほとんど予備知識なしで見ました。結果からいうと、面白いタイムループバトルドラマでした。

「サマータイムレンダ」公式HPより

シュタインズゲート以降、タイムループもののアニメがたくさん作られていてどれも魅力的なのですが、本作も「観測者」、「イベントホライズン」、「並行世界」などのSFファンを喜ばす用語を散りばめて雰囲気を盛り上げます。

ただタイムループそのもののが焦点だったシュタインズゲートなどとは違って、もともと少年ジャンプ+で連載されていただけあってバトルが主なテーマです。前半はかなり緊張感のある展開ですが、後半はかなりハードなバトルが繰り返されいかにもジャンプ的な印象が強くなります。

それでも、この作品が魅力的なのは、ヒロインの潮の性格と和歌山弁、それにもうひとりの主要な登場人物の作家の南方ひずるの存在でしょう。特に潮の和歌山弁はシリーズを見終わったあとに会話するといつのまにか和歌山弁が混ざってしまうという影響力の強さ。声優さんは東京の出身ということで相当苦労されたことと思いますが、よくあるエセ関西弁の気持ち悪さがまったくないのはお見事としかいいようがありません。

「サマータイムレンダ」公式HPより

南方ひずるは事件の謎をとく重要な鍵の人物ですが、往々にしてこういう人物設定は物語の狂言まわしとして存在していて「なんでそんなに知ってるの?」というような都合のよい存在になりがちですが、このひずるは性格設定も面白く、かついろんな世界線で悲惨な状態になるなど、ちょっと独特の位置付けです。

「サマータイムレンダ」公式HPより

ということでしばらくはこのサマータイムレンダについて書いていきたいと思います。