リコリス・リコイルが13話終了しました。１話、２話では綺麗な絵、魅力的なキャラクターデザイン、それにリアルなガンアクションで大きな期待をしてみ始めていました。巷でもかなり評判になりました。それがとりあえず13話で終了。
かなり設定の風呂敷を広げていてたたみ切れるのか？と心配していましたが、やはり８話くらいからかなり話の収集がつかなくなっていった感じでした。
そしてどうしても見ていてモヤモヤするのは荒い筋立てがまず最大の問題ですが、それ以外でもハードな銃撃戦をしているにもかかわらず緊張感がかけたり、主人公のテーマがいまいち訴えてこないことがあります。
展開の荒さというのは、例えば一般人がたまたま銃を手にしたらそれを手に取ってリコリスに向けるというのはかなり無理があるし、リコリスの正体が国民にばれそうになると全員を抹殺する組織にも無理があります。所詮娯楽ものだからこのへんのリアリティは別にそんなに求めないのですが、少なくとも強引に見て入るものを納得させて進めて欲しいところです。
緊張感がかける最大の要因は悪者の真島と主人公の千束が生死をかけた戦いをしているわりに何度も仕切り直しがはいり、しかも馴れ合いのような会話が多く挟まってくることです。馴れ合いの会話が増えるほど、やはり緊迫感が失われていきます。
そして、最大のモヤモヤは主人公が掲げるテーマです。「人を殺すのはよくないこと」ということがテーマなのですが、一般人にはあまりにもあたりまえすぎて訴えてくるものがありません。（DAの殺して当たり前が異常すぎるということですが。。）
もしシーズン２があるのなら、胸のすく展開を緊張感をもって展開してもらえばいい娯楽作になると思うのですが・・・