リコリスリコイルはキャラクターのデザインも素敵で、アクションもとってもよく書き込まれていて大注目でしたが、だんだんとクライマックスにいくにしたがってちょっと気になることろがでてきました。
それは人のリアクションのリアリティ。所詮アニメだからリアリティなんてどうでもいいという考え方もあると思います。もちろん、設定のリアリティ(DAのような秘密組織とか、アラン機関とか)とか、千束のアクション(絶対に弾にあたらない)とかはどうでもいいのです。そういう設定は物語ないできちんと一貫していれば全然気になりません。むしろそういう設定がリアルからぶっ飛んでいるほど魅力になることも多いのです。でも、大人がアニメに没入する上で絶対にかかせないのは人間の気持ちの反応の描き方。ここにリアリティがないと途端に「ああ、つくりものの話ね」と冷めてしまいます。
リコリスリコイルの場合、「?」と思ったのは、真島がばらまいた銃を一般市民が手にしたときの反応。特にモブリコリスに銃を向けたりするところ。なんでそうなるのかなあ?とちょっと思ってしまいました。これは脚本がリコリスを窮地に陥れるために苦し紛れに書いたのかなあ。。。これから最終話ですが、なとかその「?」を超える感動を与えて欲しいものです。