庵野秀明展

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先週末にあべのハルカスで行われている庵野秀明展に行きました。庵野秀明は先日紫綬褒章をもらったところですが、アニメ監督が紫綬褒章というのも画期的でした。次は国民栄誉賞?

チケットはほとんどみんなwebで買っているので入り口前の混雑はそれほどではありませんでしたが、展示会場の中はじっくりと見る人が多くかなり渋滞していました。

会場の中にはいるとちょっと予想外なことに入り口付近は庵野が子供のころに影響を受けたものの展示が大変充実していました。会場のレイアウトが子供の頃から今にいたるまでを時系列的に展示しているので、最初のゾーンが子供の頃に影響を受けた東宝特撮やウルトラシリーズに関する展示コーナーになっています。映像やポスターだけでなく、特撮映画やドラマで活躍した宇宙船などの模型が大量に展示されていてかなり興奮しました。

会場のレイアウト

その次が大学時代の活動から「オネアミスの翼」から始まった商業アニメ制作。そしてエヴァの熱狂に続いて、そのあとのアニメからの逃避。そして再始動というストーリーで大量の原画が並べられていて、かなり見応えがありました。

私も子供時代は東宝特撮とウルトラシリーズに熱中し、大学時代に庵野の「帰ってきたウルトラマン」に唖然として、DAICON IVフィルムに胸をときめかせ、「オネアミスの翼」はちょっと不完全燃焼で、「トップを狙え」で大興奮。そのまま「不思議の海のナディア」をみて、「エヴァンゲリオン」で衝撃をうけ、25話から映画までの迷走でちょっと距離を置いた時期があり、シン・ゴジラで再び没入。という流れで生きてきたので展示はまさにその流れを再認識させてくれるものでした。シン・ウルトラマンが楽しみです。

当日は写真は特撮の模型ばかり撮ってしまったので庵野秀明の作ったものの写真というよりは庵野秀明を形作ったものということですね。でも本当に私とまったく同じ体験を子供のころにしていたというのはとても感慨深いものがあります。「ナディア」や「トップ」などはこれらの影響がもろにでているので、結果として私の大好きな作品になっています。シン・ウルトラマンではどんなこだわりを見せてくれているのでしょうか??

新旧轟天号。旧轟天号はいわずとしれた海底軍艦で日本特撮史上に残る傑作デザインで浮上するときの重量感はなんとも言えず子供のころ何度も絵を描いたものです。一方、新轟天号はスターウオーズの大ヒットのあとあわてて作った映画にでてくる宇宙船ですが、そのセンスのなさは筆舌に尽くし難い。。。特撮のしょぼさと相まって絶望に近い体験をしたのを思い出しました
怪獣総進撃に登場したムーンライトSY-3(手前)。子供のころ映画館でそのメカめかしい姿に心を奪われました。子供の頃見た宇宙船では一番のインパクトです。
夭星ゴラス調査に向かい悲劇的な最後を遂げる「はやぶさ号」(奥)。「トップを狙え」の富士宇宙港でも似たイメージの宇宙船がありました。この銀色の流線形はまさにロケットの王道イメージ。60年代の東宝特撮のお約束でした。
ウルトラシリーズといえばまずビートル。ちょっとユーモラスな姿とユーティリティの高いマルチパーパスぶりが子供心をくすぐりました。シルバーと赤の配色はウルトラセブンでは使われず、次のMATのマットアローに引き継がれました。
ウルトラシリーズメカの最高傑作のウルトラホーク1号。もうなにもいうことはありません。何回も絵を描いて、ブロックで作ったりプラモデルを作ったりしました。
発進のシークエンスはサンダーバードの影響を受けて超リアルなもので、ホーク1号のデザインを一掃引き立てました。
記念にクリアケースを買いました
会場のあべのハルカスの空中庭園のベンチ。なかなか気が利いています。
お姉様とノリコは未来の世界でどんな経験をするのでしょう・・・
あべのハルカス