ふたたび幼女戦記に話題を戻します。前世でサラリーマンだった主人公ターニャはなんとか後方で昇進して安楽な生活をしよういろいろと策略を張り巡らせます。一時はうまくいくかに見えた進路も運命の悪戯で昇進はするものの常に最前線で戦うはめに。以下少しネタバレあります。
ここのターニャの描写はサラリーマンにはなかなか身につまされます。自分で望むキャリアコースに行くように努力をしても結果としてそれがへんに認められて逆にもっとも避けたいコースに。原作者にサラリーマン生活があるのかどうか知りませんが、サラリーマンとしては大いにターニャに共感してしまいます。
ターニャはあるとき上層部の参謀次長と話す機会があったときに自分の能力を示すために即応の機動大隊を提案します。しかし思いもよらず自分がその指揮官になって戦線を駆け巡るはめに。少しでも戦線に行くのを遅らせるために部下たちに異様に厳しい訓練を課して挫折させようとしますが逆にその結果部隊は精鋭になってしまいます。
そして、いつしか部下にも情がわき作戦中に部下を助けるような行動もとるようになります。現在シーズン1が終わって映画を一本はさんでシーズン2を製作中です。このあとのターニャの運命がどうなるかはらはらと見守ることになりそうです。