今日はちょっと視点をかえて禍特対随一のオタクの滝くんについて。。。
滝くんの仕事机の後方にはさまざまSFものの乗り物がいっぱい。記憶しているところでいうと、エンタープライズNCC-1701(カーク船長が乗っていた船)、サンダーバード、そしてアルファ号。このアルファ号というのは1969年の東宝特撮映画の「緯度0大作戦」にでてくる銀色に輝く万能潜水艦。この潜水艦は人類のものではなく海底にある進んだ世界で開発されたものです。元ネタは明らかにジュールベルヌの海底2万マイルのノーチラス号ですが、それよりもはるかに強力でライバルの黒鮫号と常に戦っています。
正直「緯度0大作戦」は東宝が力をいれたわりに映画としてのでき(ストーリ−)はいまいちでした。敵がちょっと馬鹿すぎる。。。でも設定やアルファ号のデザインは素晴らしく私は夢中になりました。庵野さんも全く同じだったようです。
「ふしぎの海のナディア」のノーチラス号とアトランティス人の設定は相当この映画の影響をうけています。そもそもノーチラス号はアルファ号にそっくりです。そして救助された人が船の建造年が書いてあるプレートをみてびっくりする(超高性能な潜水艦なのに大昔に建造されている)というシーンもそっくりで、オマージュとして入れたのでしょうが、どこまで好きなの!?と言いたくなるくらい特別な思いをもっているようです。
ということでアルファ号を一番目立つところにおいている滝君は庵野さんの分身のような人なんでしょうね。