[REVIEW] プラネテス

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STORY

西暦2075年人類は宇宙での活動を広げていた。主人公ハチマキ(星野八郎太)は宇宙ステーションでデブリ(宇宙ゴミ)回収を仕事にしている。そこに新人のタナベが配属されてきた。青くさいことを言うタナベを疎ましく思いながら仕事を続ける。

「プラネテス」公式HPより

◆プラネテス 全26話(2003-2004)

http://www.planet-es.net

REVIEW

最近、JAXAの方がなにが面白いのかわからないと発言して炎上していたアニメですが、実は私も全く同じ感想です。

一応、名作と言われているので我慢して最後までみたのですが、おそらくこの原作者は組織で働いたことがないのでしょう。仕事中に、危険な宇宙空間の中で自分の主義主張で命令に従わないヒロイン。途中からなにを考えているのかわからなくなる主人公。とにかく登場人物の行動原理に共感がまったくわかないのでみるのが苦痛でした。自分の主義主張はあってもそれをどう通していくかというのが大人が社会のなかでみな悩んでいることなのですが、それを単純に仕事を放棄して主張するだけというのは理解に苦しみました。

主人公のほうも途中からある目標を目指すのですが、動機もよくわからないしこの精神状態でどうして採用されたのかも謎でした。

日本人は国際的に大きな組織を運営するという経験が乏しいのでどうしてもこういうスケールの大きなアニメは難しいのかなとちょっと残念な気持ちになりました。

総合総合評価45リアリティにかけるちょっと残念な作品でした
Aテーマ性の高さ7宇宙のデブリを回収する仕事という着眼点はとっても面白いのですが
Bシナリオ・演出の良さ4なぜそういう展開になるの?と思う流れが多い
Cキャラクターの魅力4主人公たちの考え方に共感できないので魅力を感じることが難しい
D絵の美しさ/作り込み6
E感動度5
F癒し度5