STORY
厨二病的な妄想癖のある自称マッドサイエンティストの東京電機大学の学生が仲間とラボを作っているが、ふとしたことで情報を過去に送れるシステムを開発してしまう。好奇心からメッセージを過去に送っているうちに世界が大きく改変されてしまい。主人公はその修復のために大きな決断に迫られる。
Steins;Gate 全24話+OAV1話 (2011)
REVIEW
SERN(もちろんモデルはあのCERN)が極秘裏にタイムマシンを開発しているなか主人公たちも秋葉原で偶然開発に成功し、過去改変を繰り返す話。と書くとありふれた印象ですが、最初は36バイトの情報を120時間前までに送れるだけと妙にリアルです。(情報だけを過去に送るところはJPホーガンの名作「未来のホットライン」を思い出させます。)
最初はロト6の当選番号を送るくらいでしたが、他愛のない情報を送っているうちに世界線が大きく変動してしまいます。最初は多少ギャグ的な雰囲気で始まるが12 話あたりから緊迫感が急激にあがって、特に20話以降は激しく見るものの心を揺さぶりながら全てを収束させる神業展開です。
でもネットの評判を見てると「退屈」「どこが面白いかわからない」という人も。。。タイムトラベルものは時間が一直線に進まないのでハマらない人もいるみたいですが、私の評価は世界的に見てもトップクラスのタイムトラベルSFです。
1度では全ての伏線は理解しきれないけどそれもそれで魅力になっているような気がします。
総合 | 総合評価 | 92 | 実写、アニメ問わずタイムトラベルSFドラマのトップレベル作品 | |
A | テーマ性の高さ | 9 | ”時間”のSF的追求 | |
B | シナリオ・演出の良さ | 10 | 先の展開がまったく予想できない衝撃と感動の連続 | |
C | キャラクターの魅力 | 10 | 非現実的だが超個性的なキャラ。でも後半ではまるで実在の人のように錯覚してくる意外なリアリティがある | |
D | 絵の美しさ/作り込み | 8 | 心象的な風景をうまく表現している | |
E | 感動度 | 10 | 中盤以降毎回クリフハンガーと感動を繰り返し、最後に大きな衝撃が | |
F | 癒し度 | 6 | まゆりに癒される |